言うまでもありませんが、お客の髪の毛を扱うのが美容室でありますが、技術だけが優れていても、美容室には魅力がありません。やはり接客業のプロが集う場であるべきなのです。
ここ数年、ちょっとした昭和30年代ブームなるものが話題になっています。現在バブルが崩壊して久しく、しかもアメリカ発の世界的な不況の影響もあり、企業も個人もイマイチ元気がないことも、日本が高度経済成長(現在の中国のよう)していた昭和30年代を懐かしむ人が増えた要因かもしれません。そして昭和30年代の映画などを見ると、セリフの中に「今日はパーマ屋に行くのよ」みたいなのがあります。そうなんです。日本では美容室のことを、昔は一般的に「パーマ屋」と呼んでいたのです。もちろん今でも美容室のことをパーマ屋と呼ぶ人は皆無ではありませんが、どことなく時代を感じさせる名称ですよね。
それにしても「名は体を表す」とはよく言ったものです。さきほど美容室の一般的な名称がパーマ屋であった時代があった、とお話しましたが、それは美容室におけるメインのサービスがパーマであったからです。現在でもパーマは美容室の重要な業務ですが、そのパーマの技術は時代とともに変わってきました。それはどのような変化でしょうか?
以前美容室で行われていたパーマは、髪の形を作ることを主眼においていました。しかし現在美容室で行われているのは、どちらかといえば、いかにして「ニュアンスを出すのか」と重視したパーマです。つまり大きくガラッと印象を変えるのでなく、さりげない変化なのです。
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